クリスチャン・ホーナーは、レッドブルが今週末の“不利”な条件を受け入れたと明らかにする一方で、ドイツGP以降については、FIAが妥協案を見出すか、一連の規制を取り除いてシルバーストーン前の状況に戻すことを求めた。
土曜日朝、F1チームは、論争の的となっていたオフスロットル時の吹きつけ排気の問題を解決するべく、テクニカル・ワーキング・グループ(TWG)の臨時会議を招集。ここでホーナーは、ドイツGP以降のレースで規制の状況が変わることを条件に、レッドブルが今週末を“不利”な状況で走ることを受け入れると述べた。
当初、メルセデスとルノーには、信頼性の理由で規制に対する一定の措置が認められていた。しかし、金曜日に問題が発覚した後FIAは、ルノーの申請が遅すぎたとしてオフスロットル時のエキゾーストフローを50パーセントまで解放するという彼らの案を退けた。一方、メルセデスはオーバーランの点火措置を認められている。
ホーナーは、この問題がチームの競争力だけにとどまらず、混乱の度合いを増しているこのような状況にも懸念があるとBBCに対して語った。
「我々は解決策を見出そうとした。今のように明確さを欠いていては、誰のためにもならない」とホーナー。「チャーリー・ホワイティングから提案があり、我々も今週末はこのまま走るという譲歩を申し出た」
「現段階では、我々が他のエンジンメーカーに比べて不利な条件で走っていると思う。 しかし、これらを過去のものとするために、明確な解決策を見出そうとしている。最も簡単なのは、2週間前の状態に戻ることだよ」