IZODインディカー・シリーズに参戦しているレイホール・レターマン・ラニガン・レーシング(RLL)は3日、ベテランエンジニアのエディ・ジョーンズがチームに加入したと明らかにした。チームは「ふたつめのプロジェクト」への加入としており、2台体制への可能性が高まっている。
ジョーンズはインディライツ、チャンプカー、そしてインディカーと15年以上をチーム・グリーン/アンドレッティ・グリーンのエンジニアとして過ごし、昨年はF1から転向してきたルーベンス・バリチェロのレースエンジニアとして、KVレーシング・テクノロジーに加入していた。
これまでジョーンズはマイケル・アンドレッティ、ダン・ウェルドン、マルコ・アンドレッティ、ダニカ・パトリックなど蒼々たるメンバーのエンジニアを務めてきた実績をもっている。
「我々のプランは最高のエンジニアリングチームを築くことだ。その中でエディは最高のチョイスのひとつだ」とチーム共同オーナーのボビー・レイホール。
「彼のレースでの実績を考えれば、エディが我々のチームに加わってくれることは最上の喜びと言っていいだろう」
またレイホールは、エディ・ジョーンズはチームが計画している「ふたつめのプロジェクト」のレースエンジニアとしての加入であることを認めている。レイホール・レターマン・ラニガンは2012年は佐藤琢磨の1台体制で参戦していたが、来季は2台体制になることがこれで濃厚となった。
RLLは来季に向け、ボビー・レイホールの息子であるグラハム・レイホールの加入が明らかにされたが、琢磨についてはまだ去就が決まっておらず、その動向に注目が集まっている。