スーパーGTの2009年最終戦となるツインリンクもてぎでの第9戦が7日開幕し、1時間45分の公式練習が行われた。このセッションでトップタイムをマークしたのはランキング2位のPETRONAS TOM'S SC430。IMPULカルソニックGT-R、ARTA NSXと続くトップ3となった。

 朝から快晴に恵まれ、絶好のレース観戦日和となったスーパーGT最終戦。たくさんのファンがスタンドを埋める中、午前9時55分からの公式練習はカラーリングを大きく変更したKRAFT SC430を先頭にコースインした。

 序盤はGT300クラスのマシンが積極的に周回。GT500クラスは静かな立ち上がりとなり、DUNLOP SARD SC430がトップに立っていたが、開始10分過ぎにARTA NSXが1分46秒109でトップに。MOTUL AUTECH GT-Rが続き、タイトルを争う2台が上位につけた。一方、走行開始からトラブルが発生してしまったのがENEOS SC430。伊藤大輔のドライブ中に突如マシンをグリーン上に止めてしまった。場内実況では駆動系のトラブルだと伝えられている。

 しばらくモニターの最上位にはARTA NSXが収まるが、開始35分過ぎにトップタイムをマークしたのはランキング2位のPETRONAS TOM'S SC430。これでランキング上位の3台がトップ3に並ぶ興味深い展開となった。

 開始45分を過ぎたところで、コースには赤旗が提示される。序盤ストップしたENEOS SC430の回収のためだ。この時点でのトップはPETRONAS TOM'S SC430。2番手にはIMPULカルソニックGT-Rが浮上、ARTA NSX、MOTUL AUTECH GT-Rと続いている。今回MOTULは序盤装着していなかったリヤのディフューザー部分のアタッチメントをセッション途中から装着するトライをしていた。

 セッションはその後、終盤にタイムアップするマシンも多くは現れずチェッカー。逆転タイトルを目指すPETRONASがトップ、IMPUL GT-R、ARTA NSXというトップ3となった。なお、ENEOS SC430は回収後再びコースイン。伊藤大輔が周回を重ね11番手でセッションを終えている。

 GT300クラスは序盤からアジアン・ル・マン岡山から戻ったばかりのダイシン アドバン Ferrariがトップに。その後各車ロングランを行うマシンが多くタイムは更新されず、ダイシン、エスロードMOLA Z、アップル・K-one・紫電と続くトップ3となった。ランキング首位のウェッズスポーツIS350はこのセッションでわずかにコースオフするなどタイムも伸びず。ARTA Garaiyaがそれに続くタイムだった。

 前戦に初のポイントを獲得し意気上がる初音ミク Studie GLAD BMW Z4は、番場琢のドライブで中盤に7番手に躍進するが、その後田ヶ原章蔵に交代した後S字でコースオフ。グラベルにはまってしまい、走行時間を失っている。

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