2013年のスーパーGT開幕戦となる第1戦岡山国際サーキットは6日、予選日朝の公式練習が行われたが、セッション途中から雨が強まり、スピン、コースアウトするマシンが続出。終了間際で赤旗終了となった。
いよいよ開幕戦を迎えることになった2013年のスーパーGT。迎えた土曜朝の公式練習だが、本州に近づいている強い低気圧の影響で、公式練習開始時には少しずつ雨が降り出すことに。路面はさほど濡れていないため各車スリックタイヤでのコースインとなったが、滑りやすいコンディションなのか開始直後にPETRONAS TOM'S SC430、RAYBRIG HSV-010、ARTA CR-Z GTがスピンを喫している。
各車ワイパーを動かしながらの序盤のセッションとなったが、開始20分あたりから雨が本降りになりはじめ、少しずつウエットタイヤに交換。これ以降ウエット状況となったためタイムが伸びることはなく、序盤にZENT CERUMO SC430がスリックで記録した1分25秒758がこのセッションのトップタイムとなった。
ただ、この後の午後の予選がウエットであることがほぼ間違いないこと、また明日の天候も分からない状況もあり、各車ウエットで走行を続けた。しかし、開始からちょうど45分というところでパイパーコーナーで平手晃平がドライブしていたZENT CERUMO SC430がコースオフ。この回収のため一度目の赤旗が提示された。
ZENT CERUMO SC430はすぐに自走でピットに戻ることができたためすぐに赤旗は解除されたが、その後セッション開始1時間を迎えようかというところで、今度はWedsSport ADVAN SC430が最終コーナーでスピン。縁石に乗り上げる形でストップしてしまったため、2回目の赤旗が提示された。
こちらの回収もすぐに終わり、セッションはすぐに再開されたが、この頃にはかなり風雨ともに強まり、コンディションは悪化。開始1時間15分というところで横幕ゆぅがドライブするNAC攻殻機動隊ARISE DR PORSCHEが最終コーナーでクラッシュ、ストップしたため、3回目の赤旗が提示されている。
セッション後半に向けてかなり雨の量が増えていく中、開始1時間28分というところで、小林崇志がドライブしていたARTA CR-Z GTがスポンジバリアに激しくクラッシュ。マシンはコースの反対側まで飛ばされており、リヤが大きく破損。小林の救出のためこのセッション4回目の赤旗が提示された。なお、小林に大きな怪我はないようだが、メディカルルームに運ばれ安静にする処置がとられている。
その間にも雨がかなり強まったが、10時43分にセッションは再開予定。GT300クラスの専有走行が行われることになったが、コース上の水量はかなり多く、ハイドロプレーニングをおこすマシンが続出。モスS先でマッハGoGoGo車検Ferrari458がスピンを喫し、この走行5回目の赤旗が提示された。
その後、このままセッションは終了となることがアナウンスされ、10時53分をもって公式練習は打ち切られることとなった。この後のスケジュールについては今後アナウンスされることになりそうだ。