スーパーGT第1戦岡山国際サーキットはノックアウト形式の予選が行われ、立川祐路がドライブしたZENT CERUMO SC430がポールポジションを獲得。立川は自身が持つポールポジション獲得記録を更新した。2番手にはRAYBRIG HSV-010が入った。

GT500:Q1
 ウエットコンディションだった午前のセッションから、昼過ぎには雨が上がり晴天も見えてきたスーパーGT第1戦岡山の公式予選。今回の予選はノックアウト方式が採用されており、同じドライバーはQ1〜Q3の間、連続して走行することはできない。今季はふたりのドライバーがどちらも速さをみせなければ、上位進出は難しくなる。

 GT300クラスのQ1に続きスタートしたGT500クラスのQ1。しかし、直前から強い雨が降り始め、路面は一気にウエットコンディションに。スリッピーな路面の中、カルソニックIMPUL GT-Rがコースオフを喫するも、なんとかコースに戻ることができた。

 しかし、Q1途中で雨は止み、路面はふたたび急速に乾いていくことに。各車周回を重ねていったが、そんな中KeePer Kraft SC430がアトウッドカーブでスピン。コース中央で停止してしまったため、赤旗中断となった。

 雨が上がり、路面が急速に乾いていく中、残り5分のQ1となったが、各陣営スリックを投入するか、インターミディエイトでアタックするか迷う状況に。セッション再開後、各車アタックをこなすとともに、一気にタイムアップ。そんな中、アタック2周目でスリックを履き一気にタイムを上げたZENT CERUMO SC430がトップに。次いでWedsSport ADVAN SC430が続き、EPSON HSV-010が3番手に続いた。

GT500:Q2
 GT300のセッション中に路面が乾いたため、ドライコンディションで迎えたGT500クラスのQ2。各車アタックに向かっていくが、そんな中カルソニックGT-Rが2コーナーでコースアウトを喫しクラッシュ! 左リヤを破損してしまい、11番手止まりとなってしまう。

 その後は大きなトラブルもなく、各車アタックを敢行。Q2トップはロイック・デュバルがドライブしたPETRONAS TOM'S SC430。2番手には山本尚貴がドライブしたRAYBRIG HSV-010、3番手にはS Road REITO MOLA GT-Rが続いた。

GT500:Q3
 Q1の天候が嘘のように晴れ渡ったQ3。まずは伊沢拓也駆るRAYBRIG HSV-010がまず先頭でコースインし、ARTA HSV-010が続いていくが、ARTA HSV-010はアウトラップでいきなりコースアウト。しかし、クラッシュせずに無事にコースに復帰した。

 コンディションが好転したこともあり、各車ゆっくりと2周を使ってタイヤを温めるような立ち上がりとなったセッションだが、最初にコースインした伊沢が積極的にタイムを縮めていき、1分22秒台のタイムをマークする。

 そんな伊沢のタイムをブレイクしてきたのはZENT CERUMO SC430をドライブする立川祐路。0.016秒差で伊沢のタイムをかわしトップへ浮上すると、その立川のタイムを誰も破ることができず。立川が自身がもつ最多ポールポジション獲得記録を塗り替え、16回目のポールを獲得してみせた。

 2番手はRAYBRIG HSV-010で、3番手は中嶋一貴がドライブしたPETRONAS TOM'S SC430という順位に。下馬評が高かったGT-R勢の最上位はMOTUL AUTECH GT-Rの4番手。昨年王者のS Road REITO MOLA GT-Rは5番手となった。

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