スーパーGT第3戦セパンは15日、現地時間13時から土曜の公式練習が行われ、DENSO KOBELCO SC430がトップタイムをマーク。2年連続のセパン戦ウイナーであるウイダー モデューロ HSV-010が2番手につけた。
暑さの関係から、陽が傾き始める時間に合わせ予選を行うため、全体的にスケジュールが夕方に合わせてある今回のスーパーGT第3戦セパン。先にピットウォークが行われ、13時からスタートした公式練習では、まだまだ暑さが厳しい中、多くのマシンがコースイン。予選に向けて走行を開始した。
開始直後、マネパ ランボルギーニ GT3やPanasonic apr PRIUS GT、LEON SLSなどがコースアウトするシーンもあったが、すぐにコースアウト等も減っていくことに。GT500クラスでは序盤、地元ペトロナスのスポンサーカラーをまとう第2戦ウイナー、PETRONAS TOM'S SC430がトップにつけていたが、すぐにここセパンで2連勝を飾っているウイダー モデューロ HSV-010がトップに浮上する。
今回、ホンダHSV-010勢は新たにスワンネック形状のリヤウイングステーを投入。ホンダ内で『ドラッグレスウイング(DW)』と呼ばれているこのウイングは、来季からのDTM規定を見据えたものであるという。
そんなHSV-010勢から、途中トップを奪ったのはDENSO KOBELCO SC430。このセパンでは長年レクサス/トヨタ勢は優勝がなく、さかのぼると2004年まで優勝がない。また、ポールポジションも公式戦では実績がないが、公式練習からSC430勢は上位にも顔を出してきた。
セッション後半も、各所でコースアウトやスピンこそあったものの、結局このセッションは一度も赤旗が出ないまま終了。専有走行の時間帯でも上位陣でトップタイムを塗り替える車両は現れず、DENSO KOBELCO SC430がトップ、ウイダー モデューロ HSV-010が2番手、途中タイムアップしたS Road REITO MOLA GT-Rが3番手という結果に終わった。SC430勢はこの走行でトップ10に5台を送り込んでいる。
GT300クラスは、開幕から2戦連続でポールポジションを獲得しているSUBARU BRZ R&D SPORTがこのセッションのトップタイムをマーク。ただし、SUBARU BRZ R&D SPORTは2時間の走行で3度のコースオフ、スピンを喫している。2番手にはARTA CR-Z GT、3番手にはDIJON Racing IS GT-Rがつけることとなった。