SROモータースポーツ・グループはGTアソシエイション(GTA)とのコラボレーションにより、2016年12月10日~11日に開催されるセパン12時間レースにスーパーGT300クラスのチームが参戦可能となったと発表した。
これまで『メルデカ・ミレニアム』として、マレーシアの独立を記念するレースとして開催されてきたセパン12時間は、多くのFIA-GT3規定車両が参加するレースだったが、2015年から新たにヨーロッパでブランパンGTシリーズを統括するSROモータースポーツ・グループがレース運営を担当。バサーストやスパ24時間といった耐久レースとシリーズが組まれている。また、昨年4月に発表されたレギュレーションには、G3ホモロゲーション(地域ホモロゲーション)としてスーパーGT300クラスのJAF-GT車両、スーパー耐久のST-X車両が含まれていた。
今季のセパン12時間は、SROが新たに運営するGT3マシンのレースシリーズ“インターナショナルGTチャレンジ”の最終戦として開催されるが、このレースにGT300クラスに参戦するチームが挑戦可能となった。セパン・インターナショナル・サーキットで行われた発表の場で、GTアソシエイションの服部尚貴氏は「GTAとSROが協力した結果、セパン12時間にさらなる興奮をもたらすことができました」とコメントしている。
「GT3マニュファクチャラーとGT300参戦チームには、新たな挑戦の機会を提供できると思います。今後GTAとして、世界で最も競争が激しく魅力的なGT3レースのひとつであるセパン12時間に参加を希望するチームを支援できればと思います」
SROのステファン・ラテル代表は日本のGT3使用チームを呼びこむことが、セパン12時間の大きな目標のひとつだったと語っている。
「セパン・インターナショナル・サーキットとパートナーシップを結んだ際、このイベントをヨーロッパやオーストラリア、アジアと日本のチームがバトルを繰り広げる世界で唯一のGT3レースにすることを目標としていた。今回、GTAとコラボレーションすることで、その目標に一歩前進したと確信している」
「ぜひ、日本の多くのチームにインターナショナルGTチャレンジやブランパンGTの強豪たちにバトルを挑んでもらいたいよ」