スーパー耐久第2戦インジェは26日、45分間の決勝レース1が行われ、ファリーク・ハイルマンがドライブした28号車PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3が優勝を飾った。

 日韓合計全27台のマシンがフォーメーションラップに向かったスーパー耐久第2戦インジェの決勝レース1。上位勢では3番グリッドを獲得していた81号車ニッサンGT-RニスモGT3がピットスタートとなる中、フロントロウからスタートした2台のPETRONAS SYNTIUM TEAMのメルセデスベンツSLS AMG GT3がうまく後方を離しスタートを決めた。

 序盤、トップの28号車SLSをドライブするハイルマンの後方に1号車SLSを駆るメルビン・モーが追従。2台のSLSがバトルを展開し後方を引き離し、10秒ほどのギャップでENDLESS SPORTSのポルシェ911 GT3Rを駆る谷口行規が3番手、さらにジェネシスのストックカーを駆る地元期待のキム・ドンウンが4番手で続いた。また、後方ではST4/5クラスの車両とヒュンダイ・ジェネシスクーペがバトルを展開。このレースらしいシーンが見られた。

 そんな中、エンジンがかからずピットスタートを強いられた81号車GT-Rだが、青木孝行が追い上げを開始していたものの、4周を終えてピットに戻りリタイアとなってしまう。これでGT3勢の戦いは2台のSLS、そしてポルシェという3台に絞られることとなった。

 上位2台の争いは、周回遅れの処理で少しずつ差が広がっていくことに。終盤までには2位の1号車モーに大きな差をつけたハイルマン駆る28号車SLSがモーとの差を終始コントロールし、インジェ・スピーディウムでの初めてのビッグレースでのウイナーに輝くこととなった。3位は谷口の3号車ポルシェ。4位には韓国勢最上位のドンウン駆る250号車ストックカーが入った。

 ST3クラスは、序盤から佐藤晋也駆る80号車PETRONAS TWS GS350と、藤田竜樹駆るTRACY SPORTS IS350の接近戦が展開されたが、80号車が逃げ切り嬉しい優勝を飾った。ST4クラスは植松忠雄駆る41号車TRACY SPORTS ings S2000が優勝。太田侑弥の48号車DIJON IS WAKO'S DC5が2位となった。

 ST5クラスは、序盤から平井隆一の99号車RS☆R・DIXCEL・NUTEC・デミオと奥村浩一の19号車BRP☆HYPER ECU C72制動屋J'Sフィットがバトルを展開したが、19号車フィットの奥村がバトルを制し優勝を飾っている。ヒュンダイ・ジェネシスクーペで争われるSTK3クラスは252号車オレンジガレージのキム・ヒョギョンが優勝した。

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