スーパー耐久第2戦インジェのレース2は26日午後、45分間の決勝が行われ、ジョノ・レスター駆るPETRONAS SYNTIUM TEAMの28号車メルセデスベンツSLS AMG GT3が優勝。星野一樹駆る81号車ニッサンGT-RニスモGT3が2位となった。
午前のレース1に続き、さまざまなセレモニーや韓流スターのチャン・グンソクさんが登場するなど、お祭りムードに包まれた後に行われたレース2。午前に比べて多くのファンが見守る中切られたスタートでは、ポールスタートのレスター駆る28号車メルセデスに続き、2番手スタートの星野一樹駆る81号車GT-Rが首位をうかがうも、逆に3番手スタートのドミニク・アン駆る1号車メルセデスにインをうかがわれるなど、1周目は混戦模様に。しかし、結局順位はグリッドと変わらず。レスター、星野、アン、そして峰尾恭輔駆る3号車ポルシェという順位で序盤は推移していく。
しかし、そんな上位陣の争いからまず脱落してしまったのは、峰尾のポルシェ。4周を終えてピットに戻ってしまい、そのままリタイアとなってしまう。さらに、レース中盤には116号車W.S.ENGINEERING+CF亜衣が最終コーナー付近でクラッシュ、また唯一のST2車両であるC-WEST Cyber Evo ADVAN CZ4Aがピットに戻ってしまうなど、やや展開が荒れてきた。
そんな中、トップを快走するレスターのSLSは、2番手星野とのギャップを少しずつ築き始める。一方、星野の後方には終盤に向けてアンが迫り、前半の登り区間で速いSLSのアンに対し、後半のインフィールドが速い星野のGT-Rとの間で息詰まる2番手争いが展開された。
しかし、チェッカーまで集中を切らさなかった星野はなんとか2位を守り、PETRONAS SYNTIUM TEAMの2戦連続ワン・ツーを阻むことに。優勝はレスターの28号車メルセデス、2位に星野、3位にアンという順位となった。総合4位はレース1同様、インジェ・オートピアチームのストックカーが入った。
ST3クラスは、序盤植田正幸駆る38号車TRACY SPORTS IS350がリードを奪うも、吉本大樹の80号車PETRONAS TWS GS350がクラストップを奪い優勝。80号車GS350が連勝を飾った。38号車が途中スピンを喫するも2位フィニッシュ、3位は39号車S2000となった。
ST4クラスは村田信博がドライブした13号車ENDLRESS DIJON ADVAN SAYAMAが優勝。トヨタ86の初優勝を飾った。2位は鶴田和弥の48号車DIJON IS WAKO'S DC5となった。ST5クラスは梅本淳一がドライブした19号車BRP☆HYPER ECU C72制動屋J'Sフィットが連勝。99号車RS☆R・DIXCEL・NUTEC・デミオが2位となった。STK3クラスはチョ・ソンウ駆る252号車が優勝した。