2014年からALMSアメリカン・ル・マン・シリーズとグランダム・シリーズが統合され誕生するユナイテッド・スポーツカーレーシング(USCR)について、LM-GTE車両で争われる『GTLM』クラスでは、他の3クラスと異なり、タイヤメーカー間のコンペティションが認められることになった。
これは6月に開催されるル・マン24時間耐久レースに、同じタイヤを履いて挑戦できるように配慮されたもの。ALMSのレギュレーション担当で、USCRを運営することになるIMSAのスコット・エルキンスは「GTLMクラスは、ACOが定めている国際的なLM-GTEルールに則ることになる」と語った。
「このクラスは、市販車含めタイヤメーカーと技術面でパートナーシップを築きたいマニュファクチャラーにとっては主な活動拠点となっている」
今季のALMSでは、コルベット・レーシング、クライスラー/SRT、BMWチームRLL等がミシュランを使用。一方、チーム・ファルケンタイヤ(ウォーカー・レーシング)はファルケンを、アレックス・ジョブ・レーシングはヨコハマを使用している。
一方、来季からスタートするUSCRではデイトナ・プロトタイプ、LMP2、デルタウイングが走るプロトクラス、LMPCが走るPCクラス、GTクラスともにコンチネンタルのスペックタイヤを使用する予定となっている。