USF1の共同創始者であるピーター・ウインザーは、デビューシーズンとなる2010年のドライバーラインアップとして、2台ともに新人の持参金ドライバーに頼らざるを得ない状態であることを認めた。ルーキーではあるが、ドライバーにはチームの重要な役割を任せるつもりであるという。
チームは未だ2名のドライバーを正式に発表していないことから、本当に開幕戦のグリッドに並ぶことができるか心配する声が出ている。これらの憶測をウインザーは否定するとともに、アレクサンダー・ブルツ、ジャック・ビルヌーブ、ペドロ・デ・ラ・ロサといった、これまでウワサに上っていた経験あるドライバーとの契約を検討しないことを示唆している。
チームは、スポンサーの持ち込みが条件として正式に契約を行うとしているホセ・マリア・ロペスと元ホンダ育成プログラムドライバーであるジェームス・ロシターがシートを得るのではないかと言われてきた。両者ともにスポンサーを持ち込むことができ、ロペスの場合はその金額が800万ドル(およそ7億4120万円)だという。
「才能を持った若い選手に、これまでのやり方にとらわれないフレッシュな考えで、チームとともに成長をしていくには、いい機会です」とウインザー。
「私たちができることは、手に入れることができるものから探していくことです。我々は新参者ですからすべての可能性を精査しなければなりません。ドライバーに対して長期にサポートしている企業や国を代表しているなど、そういった関わり方を考えていきたいと思います。もちろん、それと同時に選手の能力も重要ではありますが」