VLN(ニュルブルクリンク耐久シリーズ)は3日、今季もノルドシュライフェを舞台に開幕し、昨年のニュルブルクリンク24時間覇者で、スポーツカー用BMW M3 GT2を走らせるBMWモータースポーツがワン・ツーフィニッシュを飾った。

 今季も多くのエントリーを集めたVLN。予選でポールポジションを獲得し、レースをリードしたBMW M3 GT2勢(E1XPクラス)は、ヨルグ・ミューラー/アウグスト・ファルファス/ウベ・アルツェン組42号車がトップでチェッカー。次いでアンディ・プリオール/ディルク・ミューラー/ディルク・ベルナー組43号車が2位に入った。

 3位に入ったのは、今季GT3クラスに本格デビューを果たしたメルセデスベンツSLS AMG(SP9クラス)。ブラックファルコン・レーシングの2号車が3位表彰台を獲得、ホルン・モータースポーツの32号車が4位に入り、ブラックファルコンのもう1台、4号車が7位に入った。ニュルではおなじみのポルシェ911 GT3R勢は30号車MSCアデナウが5位。マンタイ・レーシングの8号車は6位となった。

 日本人ドライバー勢では、PRAYING FOR JAPANをマシンに貼った水谷晃/佐々木孝太/木田鉄士組BMW M3が107位、飯田章/木下隆之/石浦宏明組Gazoo RacingのレクサスLFAは112位だった。

 なお、かつてフェラーリ・エンツォをベースに、往年の名車フェラーリ330P4を意識してピニンファリーナが作りあげたワンオフマシン、フェラーリP4/5をレーシングカーとして仕立て上げたNテクノロジーP4/5コンペティツォーネは、F1ドライバーのミカ・サロをはじめルカ・カペラーリ、ファブルツィオ・ジョバナルディが乗り込んだが、リタイアとなっている。

NテクノロジーP4/5コンペティツォーネの映像

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