10月9日〜11日に富士スピードウェイで開催されるWEC世界耐久選手権第6戦のエントリーリストが発表され、4クラス合計で31台が名を連ねた。また、併催となるアジアン・ル・マン・シリーズ(AsLMS)の2015−16シーズン開幕戦のエントリーリストも公開されている。

 現在のWEC初年となる2012年から毎年開催され、今年で4年目となる富士戦。ホームコースとなるトヨタは、過去3年で連勝を飾っており、4連勝達成なるかにも注目が集まる。参戦台数は前戦オースティンまでと変わらず、31台。LMP1-Hでは、トヨタ、アウディ、ポルシェの3陣営がそれぞれ2台のマシンを投入する。各陣営のドライバーラインナップも、レギュラーメンバーとなっている。一方、今年のル・マン24時間に参戦したものの、WECへの参戦見合わせを表明しているニッサンだが、トヨタと同じくホームとなる今回の富士のリストにも、名前は記されなかった。

 現在のところ、スポット参戦の日本人ドライバーの名前はなく、日本人は1号車トヨタTS040ハイブリッドの中嶋一貴のみ。とはいえ、現在もスーパーフォーミュラ参戦中のアンドレ・ロッテラーをはじめ、ブノワ・トレルイエやロイック・デュバル、オリバー・ジャービスなど、日本でもおなじみのドライバーたちがアウディ陣営に揃う。また、アレキサンドレ・インペラトーリ(LMP1/レベリオン)やリチャード・ブラッドレー(LMP2/KCMG)、そしてフレデリック・マコウィッキ(LM-GTEプロ/ポルシェ)なども名を連ねている。

 併催となるAsLMS開幕戦のエントリーリストも公開されている。AsLMSは今年からウインターシリーズとなり、今回の富士戦を開幕戦として、セパン、ブリーラム、セパンと1月末まで全4戦が行われる。

 公開されている開幕戦の暫定エントリーリストでは、4クラス合計で13台が名を連ねた。最高峰カテゴリーとなるLMP2クラスには2台が参戦。レース・パフォーマンスの8号車オレカ03R・ジャッドのドライバーとして、中野信治の名前も記されている。

 今シーズンから新設されたLMP3クラスには3台がエントリー。既報の通りチームAAIからは柳田真孝と谷川達也、そして阪口良平の3名が参戦する。GTクラスには4クラス中最多の7台が参加し、フェラーリやアウディ、マクラーレン、そしてBMWの4車種が揃う。こちらもAAIから谷口信輝と吉本大樹、細川慎弥がエントリーしているほか、クリアウォーター・レーシングの3号車マクラーレン650S GT3のドライバーとして澤圭太も名を連ねるなど、アジアン・ル・マンには日本から合計8名のドライバーが参戦予定となっている。なお、AsLMS富士は10月10日に予選と2時間の決勝レースが行われる。

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