WEC世界耐久選手権第5戦オースティンは21日、予選が行われトム・クリステンセン/ロイック・デュバル/アラン・マクニッシュ組2号車アウディR18 e-トロン・クワトロがポールポジションを獲得。1号車アウディが2番手に続き、アウディ勢が最前列を占めた。
前日のウエットコンディションから転じ、ドライに恵まれた予選日。プラクティス3でもワン・ツーを占めたアウディ勢は、予選でデュバルとマクニッシュがアタッカーを務めた2号車がポールを獲得すると、1号車が続き、前戦サンパウロに続きフロントロウを占めた。
前戦に続き8号車の1台だけがエントリーしているトヨタTS030ハイブリッドは、予選アタックに出たステファン・サラザンがLMP2クラスの32号車ロータスと接触。スピンを喫し、リヤのアッセンブリーを交換することになった。その後セバスチャン・ブエミに交代しアタックをかけるも3番手に。「最前列にはつけられると思っていただけに、予選早々のトラブルが痛かった」とブエミ。LMP1クラスのもう1台、レベリオン・レーシングのローラ・トヨタが4番手につけた。
LMP2クラスは、ロマン・ルシノフ/ジョン・マーティン/マイク・コンウェイ組26号車オレカ・ニッサンがポールポジションを獲得。OAKレーシング24号車、35号車が2〜3番手に続いた。
LM-GTEプロクラスは、ブルーノ・セナ/フレデリック・マコウィッキ組99号車アストンマーチン・バンテージが並み居るライバルを退けポールポジションに。2番手には91号車ポルシェ911 RSR、3番手には97号車アストンマーチンが続いた。小林可夢偉とトニ・バイランダーが組むAFコルセの71号車フェラーリ458 GTEはクラス4番手となった。