WEC世界耐久選手権は24日、第6戦として富士スピードウェイで開催される富士6時間のエントリーを公式サイトに掲載した。日本人ドライバーは6人の名前が記載されており、GT500クラスで活躍する国内トップドライバーのひとり、松田次生の名も記されている。

 今季も第6戦として富士スピードウェイで開催されるWEC世界耐久選手権。ヨーロッパで活躍する最新プロトタイプカーを見られることもあり、昨年も多くのファンを集めたこの一戦だが、今季はさらに白熱したレースを期待させるエントリーとなっている。

 LMP1クラスは、すでに発表されていたとおりトヨタ・レーシングが第3戦ル・マン24時間以来となる2カーエントリーを復活。昨年のこのレースで優勝を飾ったアレックス・ブルツ/ニコラス・ラピエール/中嶋一貴組7号車が登場、2台のアウディR18 e-トロン・クワトロと真っ向勝負となる。

 ドライバー面で注目なのはLMP2クラスだ。10台が記載されているが、6人の日本人ドライバーが揃う。昨年も同チームに加わり、クラス優勝に貢献した中野信治が、ル・マン以来ひさびさにチームに合流。デルタADRの25号車を駆る。また、第5戦に参戦しなかった井原慶子も、再びOAKレーシングのモーガン・ニッサンをドライブすることになった。

 また、注目は先日のアジアン・ル・マン第2戦富士で優勝を飾ったKCMGだ。リチャード・ブラッドレー/小泉洋史という優勝メンバーに加え、フォーミュラ・ニッポン連覇の実績を誇る国内トップドライバーのひとり、松田次生が加わった。これでブラッドレーとともにふたりのスーパーフォーミュラ参戦ドライバーが乗り込むことになり、速さでは申し分ないメンバーとなりそう。

 また、グリーブス・モータースポーツと提携して参戦するGAINERもエントリー。こちらには平中克幸/植田正幸/ビヨン・ビルドハイムと、スーパーGTでメルセデスベンツSLS AMG GT3をドライブする3人がエントリーされた。

 LM-GTEプロクラスは、6台のワークスマシンが勢揃い。これまでの5戦で3度の表彰台を獲得しているAFコルセの小林可夢偉は、改修後初めての富士でのレースに挑むことになる。アストンマーチン・レーシングは2台をエントリーするが、スーパーGTで活躍するフレデリック・マコウィッキが乗り込む第5戦ウイナーの99号車の名がないのは残念なところ。

 今回のリストにはすでに28台のマシンの名が記載されており、今後増える可能性もある。今年も非常に楽しみなレースとなりそうだ。

2013 – WEC – Teaser Fuji

2013 – WEC – Teaser Fuji 投稿者 fiawec

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