WEC世界耐久選手権第5戦オースティンは20日、サーキット・オブ・ジ・アメリカズでプラクティスが行われたが、プラクティス1、2ともに強い雨のため各車タイムを伸ばすことができなかった。
前日の19日、初開催のオースティンではテストセッションが行われ、この時はドライで走行が行われたが、迎えた金曜プラクティスは雨模様。午前の1時間半のセッションも各車周回数も少なく、トム・クリステンセン/ロイック・デュバル/アラン・マクニッシュ組2号車アウディR18 e-トロン・クワトロが2分3秒749でベストタイム。1号車アウディ、8号車トヨタTS030ハイブリッドと続いた。
続く午後のセッションでは、開始20分ほどは路面が少しずつ乾いていくことに。ここでインターミディエイトを装着した8号車トヨタが2分00秒756をマークするも、その後雨が再び強まり、その後の1時間強のセッションは誰も走行しないことに。そのままセッションが終了となった。
翌土曜日にはプラクティス3、そして予選が行われる予定。なお、前戦サンパウロで火災に見舞われた小林可夢偉乗車の71号車フェラーリ458 GTEだが、無事にマシンも修復され、前日のテストセッションから走行を重ねている。