22日に決勝レースが行われたWEC世界耐久選手権第5戦オースティン。舞台となったサーキット・オブ・ジ・アメリカズで見られたさまざまなトピックスをお届けする。
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●各チームを悩ませた気候
こちらはテストセッションを終えた1号車アウディR18 e-トロン・クワトロのアンドレ・ロッテラー。オースティンはとても蒸し暑く、アウディ勢は1号車、2号車それぞれにこのプールを用意。ドライバーたちは走行後、こうして火照った体を冷やしていた。ちなみにこのプール、はるばるドイツから持ってきたものだそう。
LMP2クラスを制したG-ドライブレーシングのピットには、こんな巨大扇風機も。なんと、スーパーGTのセパン戦で各チームが使用している扇風機の4倍ほどの大きさ(!)。各チームとも、暑さ対策に苦心している様子がうかがえた。
●サーキットの安全を守る面々
その暑さのなか、WECのガレージ前では消防士の方が待機。赤いスーツに、いかにも消防士らしいヘルメットを装着し、有事に備えていた。脇に置いてあるやけに大きな消火器も気になるところ。その横ではドクターも待機していました。
●ちょっとした工夫でガレージも楽しげに
LM-GTEアマクラスに参戦するクローン・レーシングのガレージ前には“食べ物コーナー”が登場。ちょっとした屋台のような、楽しげな雰囲気となっていた。お菓子や果物など、品揃え(?)も結構豊富。
LMP2クラスで2位を獲得したペコム・レーシングのガレージでは、ドライバーやチームオーナー、スタッフたちの似顔絵とマシンが描かれたバナーが飾られていた。ちなみにこのバナー、風になびいていたため、気のいいメカニックさんがほうきと手で押さえてくれている。
●こんなバナーも登場
スタンドに掲示された1号車アウディの応援バナーに、1号車の女性エンジニアであるリーナ・ゲイドさんのバナーが登場。実はこれ、日本のファンが制作したもの。レースでは接触などもあり3位となった1号車アウディだが、ドライバーのロッテラーは「次の日本ではもう一度アタックする」と語っており、次戦富士への意気込みは十分だ。
●アウディチームの“追悼”
アウディのマシンに貼られているのは、今年のル・マン24時間耐久レースで死亡したアラン・シモンセンを追悼するためのステッカー。第4戦サンパウロでWECのオーガナイザーから各チームに配布されたものだ。第4戦では全車が装着し、全員が喪章をつけレースに臨んだが、その後の対応は各チームに委ねられていた。
シモンセンが所属していたアストンマーチンは「これ以上後ろを振り返るのでなく、前を向こう」ということでシールを剥がしていた一方、アウディはトム・クリステンセンがシモンセンと同じデンマーク出身ということもあり、オースティンのレースにもこのステッカーを貼り付けて臨んだ。
●素敵な誕生日プレゼント
こちらは予選日の朝のメディアセンター。アウディUKの広報担当、テレサ・パスさんの誕生日ということで、有志からこんなに大きなバースデーケーキとカードがプレゼントされた。
ちなみに、ポールポジションを獲得した2号車アウディのアラン・マクニッシュは予選後、テレサさんに「君へのちょっとした誕生日プレゼントだよ」と素敵なコメントを送っていました。
●サーキットに華を添えるのは?
こちらはサーキット・オブ・ジ・アメリカズのサーキットクイーンたち。アメリカらしい“ナイスバディ”な女性たちが揃いの衣装に身を包んでサーキットに華を添えた。