FIA世界ツーリングカー選手権第7戦ベルギーの予選が21日、グランプリサーキットのスパ・フランコルシャンで行われ、シトロエンのイバン・ミューラーが今シーズン3回目のポールポジションを獲得した。
2005年以来となるスパ・フランコルシャンでのベルギーラウンド。今回のスパでは前戦モスクワまでの3戦を踏まえ、ウエイト調整の見直しが行われているが、各車の積載量に変化はなく、シトロエンCエリーゼWTCCが60kg、ホンダ・シビックWTCCとシボレーRMLクルーズは20kgとなっている。
ドライコンディションで行われた予選は、ファーストセッションのQ1からシトロエン勢が速さを見せ、Q1トップのミューラーに続きホセ-マリア・ロペスもQ2をトップで通過。いずれのセッションもセバスチャン・ローブを加えたシトロエンの3台がトップ3につける展開となった。
一方でホンダ勢は、Q1こそすべてのシビックWTCCがQ2へと駒を進めるも、ワンアタックでの争いとなったQ2ではガブリエル・タルキーニが5番手でQ3に進出したのみ。前戦のペナルティで5グリッド降格となるティアゴ・モンテイロは6番手、ノルベルト・ミケリス7番手、メディ・ベナーニも9番手と、3台のシビックは一足早く予選を終えることとなった。
ポールポジションを決するQ3では、4番走者のミューラーが2分23秒497をマークしたのに対し、最終走者のロペスはオー・ルージュで0.5秒のタイムロスを喫し、コンマ2秒届かず。ロペスはローブにも僅差で敗れ、3番手に終わった。4番手はシボレーRMLクルーズのヒューゴ・バレンテ、5番手タルキーニとなっている。
モスクワでWTCC初優勝を飾ったシトロエンの中国人ドライバー、マ・キンファは予選Q1で14番手に終わった。