WTCC世界ツーリングカー選手権の今季開幕戦モンツァは10日、予選が行われ地元イタリアのガブリエル・タルキーニ(セアト・レオン)がシボレー勢を抑えポールポジションを獲得した。
いよいよ今季の開幕を告げるWTCC第1戦モンツァ。高速サーキットを舞台に行われた開幕戦の予選では、プラクティスから昨年猛威をふるったシボレー勢に食い込む形でタルキーニがスピードを見せつけた。
Q1では、序盤こそアラン・メニュ(シボレー・クルーズ)がトップに立っていたものの、タルキーニがトップタイムを塗り替え、さらにロバート・ハフ(シボレー・クルーズ)がそれに続く。
最終的にQ1はアルベルト・セルキ(BMW320TC)がコースアウトを喫したところで赤旗提示。セッションを終えることになった。
続くQ2でもタルキーニのスピードは冴え、2周目にマークした1分57秒915をシボレー勢の誰も破ることはできず。開幕ポールを成し遂げた。
「正直ポールは獲れると思わなかったよ。マシンもモンツァで組み立てたくらいだからね。今朝も1周しかできなかったけど、マシンは最高だった。自分の故郷で獲得できたポールだからなおさら嬉しいね」とタルキーニ。
フロントロウ2番手にはイバン・ミューラー(シボレー・クルーズ)が続き、ハフ、メニュ、そしてスポット参戦のリカルド・リデルとシボレー勢が2番手から5番手までを占めた。BMW勢の最上位はトム・コロネルの6番手となっている。今季から登場のチーム・エーオンが走らせるフォード・フォーカスは14番手・15番手となった。
なお、今季のセアト勢は、メーカーからのバックアップが決定。フォルクスワーゲングループの新1.6リッターターボが順次投入されることになった。