FIAは8日、WTCC世界ツーリングカー選手権の第4戦マラケシュ(モロッコ)が2011年のカレンダーから除外されたことを明らかにした。
当初マラケシュのレースは、6月3〜5日の日程でスケジュールされていたが、FIAは、地元プロモーターとイベントの構成について合意ができなかったとの声明を発表。これを受け、WTCC側がカレンダーから除外を申し出るかたちなった。
しかし、シリーズプロモーターのマルチェロ・ロッティは、早くもマラケシュに代わる開催地を模索し始めている。彼らはイベント数を減少させるよりも別のサーキットで代わりのレースを開催したい意向を持っている。
「現在、中央ヨーロッパにある2、3のサーキットと同じ日程で開催できないか交渉している。1ヶ月後には、シリーズ第4戦の開催地を発表したいと思っている」
またロッティは、中止になったマラケシュの主催者が十分な支援を受けていなかったとも語った。
「モロッコは、今日のアフリカにおいて世界的なモータースポーツイベントを開催できる唯一の国だ。地元プロモーターと政府が多くの仕事と投資をしながら、マラケシュがカレンダーから落ちることになったのは非常に残念でならない。私は、このような悲しい決定を避けるために主催者の方々ができる限りのことをしてきたことを知っている」