WTCC世界ツーリングカー選手権第2ラウンドゾルダーは24日、決勝レース1、レース2が行われ、レース1をロバート・ハフ(シボレー・クルーズ)が、レース2をガブリエル・タルキーニ(セアト・レオンTDI)が制した。シボレー勢は開幕3連勝となったが、タルキーニが止め、セアト勢の今季初優勝となっている。
今季もワークス体制でタイトルを狙うシボレー勢は、開幕戦に続きゾルダーでの第2ラウンドも猛威を振るう。予選では、ハフ、そしてアラン・メニュがフロントロウを占める。しかし、これに割って入ったのはタルキーニ駆るセアト・レオンTDI。イバン・ミューラー(シボレー・クルーズ)を抑え3番手に食い込んだ。
迎えた決勝レース1では、ハフがスタートでメニュからリードを守り先頭をキープ。メニュ、タルキーニが続く。レースは途中、同じ周に谷口行規(シボレー・クルーズ)とメヘディ・ベナーニ(BMW320TC)がクラッシュ、さらにトム・コロネル(BMW320TC)とフレディ・バース(セアト・レオンTDI)、フランツ・エングストラー(BMW320TC)がクラッシュするアクシデントが発生しセーフティカーが導入される。
レース再開後、ハフはリードを守りそのまま優勝。メニュ、そして終盤タルキーニをかわしてきたイバン・ミューラーが3位に入り、シボレー勢がトップ3を独占した。タルキーニが4位、ティアゴ・モンテイロ(セアト・レオンTDI)が5位となった。
続くレース2。予選Q1で8番手を獲得したタルキーニがポールポジションからスタートするが、予選3〜5番手につけたシボレー勢がタルキーニを虎視眈々と狙うが、後方からモンテイロがタルキーニを援護。シボレー勢はまず王者ミューラーがトラブルに襲われ、ミューラーは7周でリタイア。一方、タルキーニ攻略を続けるハフだが、2台は接触しハフはグラベルへ。一方、タルキーニはトップを死守。今度はメニュがタルキーニを攻めるが、タルキーニはトップを守り、見事シボレー勢の連勝をストップした。2位はメニュ、3位はモンテイロが入っている。