F1日本グランプリの国歌独唱を務めることが決まったテノール歌手の秋川雅史氏が、自分の歌声を憧れのアイルトン・セナに捧げるとコメントした。
秋川氏は、鈴鹿サーキットのプレスリリースに寄せたコメントのなかで、彼が若い時代に、全身全霊をかけて戦うセナに憧れ、自分を奮い立たせていたと語っている。
「当時、私がイタリア留学中、日本の友人や家族から離れ、言葉も不自由な中、孤独な毎日を過ごしていました。その時、同じくF1というスポーツで一人孤独に闘うアイルトン・セナに自分を重ねて、彼を応援する事で自分を奮い立たせていました」
「そのセナはいつも『F1は限界に挑戦するスポーツだ』と言って全身全霊でスピードを追い求めていました。そんな姿に憧れ、自分も歌い手として限界に挑戦するという事を信念に、歌を頑張ってきました」
「1994年サンマリノGPにセナを応援しに行った時、私の目の前で激突し、セナは帰らぬ人となりました。今でも私の永遠のヒーローはアイルトン・セナであり、限界に挑戦するべく歌を歌っています」
「今年、日本GPで国歌を歌わせて頂くという大役、全身全霊で日本の力強さを表現し、亡きセナに思いを届けたいと思います」