ヨーロッパで新たにスタートした新耐久シリーズ、『ブランパン・エンデュランス・シリーズ』が17日、イタリア・モンツァでシリーズの火ぶたが切って落とされた。開幕戦はアウトオルランド・スポーツのポルシェ997 GT3Rが優勝を飾った。
FIA GT1世界選手権などを運営するSROが「長距離レースというルーツに立ち戻る」というコンセプトで今季全5戦でスタートする『ブランパン・エンデュランス・シリーズ』。マシンはFIA GT3/GT4が出場可能で、GT3には新型のフェラーリ458イタリアGT3をはじめアストンマーチンDBRS9、ランボルギーニ・ガイヤルドLP560、ポルシェ997 GT3R、アウディR8 LMS、フォードGTなどが揃った。
また、GT4でもロータス・エヴォーラGT4をはじめマセラティ・グランツーリスモ、アストンマーチン・バンテージGT4、ニッサン370Zなどが登場。チーム面でもFIA GTで圧倒的強さを誇ったヴィータフォン・レーシングをはじめ、ヘクシスAMR、ライター・エンジニアリング、マルクVDS、スイスレーシングなど強豪が揃っている。
迎えた17日のレースでは、アウトオルランド・スポーツのポルシェ997 GT3Rが優勝。2位にはベルジャン・アウディ・クラブのアウディR8 LMSが2位に入った。3位はマルクVDSが走らせたフォードGTとなっている。
GT3プロ-アマクラスは、冠スポンサーであるブランパンカラーのランボルギーニ・ガイヤルドLP560が優勝し、総合でも4位に。GT4クラスは序盤、トップを走るロータス・エヴォーラGT4にRJNモータースポーツのニッサン370Zが食い下がったが、エヴォーラがワン・ツーフィニッシュを飾ることに。RJNの370Zは4位だった。