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投稿日: 2009.06.22 00:00
更新日: 2018.02.23 10:35

【トヨタモータースポーツニュース】NASCAR SPRINT CUP SERIES 第16戦 ソノマのロードコース戦でマーコス・アンブローズが3位


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NASCAR SPRINT CUP SERIES
第16戦 Toyota/SaveMart 350
開催日:6月21日

ソノマのロードコース戦でマーコス・アンブローズが3位

 6月21日(日)、米国西部カリフォルニア州ソノマのロードコース、インフィニオン・レースウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第16戦「Toyota/SaveMart 350」が開催された。
 カリフォルニアワインの産地として知られるソノマの丘陵地帯に位置するインフィニオン・レースウェイは、12のコーナーを持つ、アップダウンの激しいロードコース。NASCARスプリント・カップ・シリーズで年に2戦のみ行われるロードコース戦の1戦となる。昨年のソノマ戦では、カイル・ブッシュが勝利を挙げ、“トヨタ カムリ”にスプリント・カップ・シリーズでのロードコース戦初優勝をもたらした。

 19日(金)午後3時半から予選が行われ、ブライアン・ヴィッカーズが2戦連続、今季4度目となるポールポジションを獲得。カイル・ブッシュが2番手、マーコス・アンブローズが3番手につけ、“トヨタ カムリ”が予選トップ3を独占。トヨタの予選トップ3独占は2007年秋の第30戦タラデガ以来である。

 21日(日)、好天の下、午後2時23分に1.99マイルロードコースを110周(219マイル:約350km)する決勝レースのスタートが切られた。
 ポールポジションのブライアン・ヴィッカーズがトップ、2番手にKy.ブッシュが続いて序盤戦へ。17周目にKy.ブッシュがヴィッカーズをパスし、首位に立った。
 一方、予選で3番手につけたアンブローズは、土曜日の練習走行でエンジントラブルに見舞われ、エンジンを交換。このためほぼ最後尾からのスタートを余儀なくされてしまった。しかし、アンブローズは序盤に24位までポジションを戻し、13周目にグリーン下でピットイン。上位勢とピットタイミングをずらす作戦に出た。
 21周目にこの日最初のイエローコーションが出されると、上位勢はコースに残り、後続グループがピットイン。しかし、コースに残ったKy.ブッシュは再スタート後、タイヤの摩耗が激しくなり、27周目にグリーン下でピットイン。29周目にはヴィッカーズもピットインし、コース上に残っていた上位勢が次々とピットイン。34周目に、24番手スタートから先にピットを終え、ペースを上げていたデニー・ハムリンが首位に立った。
 その後、再びトップ10圏内まで浮上したKy.ブッシュとヴィッカーズだったが、61周目に前を行くサム・ホーニッシュ・Jr.とコーナー進入時に接触。Ky.ブッシュは車体にダメージを負ったため、ピットで長時間の修復を余儀なくされ、周回遅れとなってしまった。直後にいたヴィッカーズもこの影響を受け、ピットインしたため大きく後退。
 ハムリンは予定通り67周目に2度目のピットインを終え、順調にポジションをキープ。しかし、76周目にこの日3度目のイエローが出され、ピットタイミングを遅らせたスコット・スピードを先頭に79周目に再スタートが切られると、再スタート時に失速したスピードと、直後のジョーイ・ロガーノが接触。その後方にいたハムリンも数台の先行を許し、6位に後退。
 一方で、オーストラリア出身で、ロードコース戦を得意とするアンブローズが着実に順位を上げ、ハムリンに次ぐ7位に浮上。勢いに乗るアンブローズは、94周目にハムリンとジミー・ジョンソン(シボレー)をかわすと、翌周ファン・パブロ・モントーヤ(シボレー)もパス。3位に浮上した。
 レースは終盤接触やスピンでイエローコーションが多発し、3周延長されて、“グリーン・ホワイト・チェッカー”で決されることとなった。アンブローズは、前を行く2台を捉えるべく最後のプッシュを試みたが及ばず、3位でチェッカー。ハムリンは5位でフィニッシュした。元トップフォーミュラドライバーのパトリック・カーペンティアとマックス・パピスが11位、12位。後半追い上げたヴィッカーズが16位。Ky.ブッシュは“ラッキー・ドッグ”で周回遅れは脱したものの、22位に終わった。

 次戦第17戦は6月28日(日)、米国北東部ニューハンプシャー州ロードンのニューハンプシャー・モーター・スピードウェイで行われる。

ドライバー マーコス・アンブローズ:
「予選を終えた時点では、勝てるチャンスがあると思っていたが、土曜日の練習走行終了後には、そのチャンスは失われてしまったと思った。しかし我々は懸命に戦った。やや変則的な戦略を採り、それは上手く行き、コース上でも多くの車両をパスした。残念ながら、我々の前でフィニッシュした2台を捉えるだけの力はなかった。しかし、今日の結果と、それを成し遂げたチームを誇りに思っている。我々はヒーローからゼロへ、そしてまたヒーローへと、ジェットコースターのような週末を過ごした。今日の結果は全てチームの素晴らしいスタッフによるサポートのおかげだ。我々は決して諦めない。私が良くない状況にあっても、彼らは私がやるべきことへの自信をもたらしてくれる。彼らにまたトップ5フィニッシュという結果を捧げることが出来て嬉しい」


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