2度の英国ラリーチャンピオンであるガイ・ウィルクスが今シーズン、IRC(インターナショナル・ラリー・チャレンジ)へとステップアップを果たす予定だ。
29歳のウィルクスは、昨年7月にホンダのシビック・タイプRでラリー・ロシアに参戦しているが、2008年の終わりにホンダが国際的なモータースポーツイベントから撤退を表明してしまったため、引き続きJAS Motorsportで走ることができなくなっていた。
しかしウィルクスには、プロトンのスーパーS2000マシン“サトゥリナ・ネオ2000”を走らせるメラーズ・エリオット・モータースポーツ(通称、MEM)からオファーがかかっており、先月にはウェールズでのテストも問題なく完了している。プロトンはこの3月に第7のマニュファクチャラーとしてIRCに登録をし終えたばかりのメーカーだ。
「IRCで早く走りたい」と、ウィルクス。「このイベントにはモータースポーツに熱心なメーカーをはじめ他の多くの人々を引きつける魅力がある」
「1日だけだったがテストも行い、サトゥリナの走りには非常に感動を覚えたよ」
そのウィルクスは同じ英国人で世界ジュニアラリー選手権時代のライバル、クリス・ミークの後を追うことになる。ミークは先月行われたシリーズ第2戦のブラジルですでに優勝しており、現在ランキング2位につけるなど今シーズンにおける注目ドライバーのひとりと目されている。
ラリー/WRC ニュース
ウィルクス、プロトンのサトゥリナ・ネオ2000を駆りIRCへ
