スペインに本拠を置くカンポス・グランプリは、2010年のF1デビューに向け、ドライバー候補として地元出身のドライバーたちの評価を行っているようだ。
スペインのAS紙は、マクラーレン・メルセデスのリザーブドライバー、ペドロ・デ・ラ・ロサ、GP2で優勝経験を持つハビエル・ビラ、GP2ドライバーでフォース・インディアのテストドライバーを務めた経験を持つロルダン・ロドリゲス、ル・マン24時間で今年優勝を飾ったマルク・ジェネの4人を候補として挙げている。
「彼らと話をするつもりだ」とカンポスは明かしている。
「スペイン人のドライバーたちをサポートしようと思っている。だが、スペイン出身だからといって誰でも我々のチームで走れるという意味ではない」
しかし候補のひとりとされるジェネは、もっと高い野心を抱いているようだ。彼は1999年から2004年にかけてミナルディとウイリアムズで36戦に出場している。
「F1を夢見るドライバーなら誰でも、フェラーリ、マクラーレン、ルノーのことを考える」と36歳のジェネは、スペインのエル・ムンド紙で連載中のコラムにおいて記している。
「プライベートチームのことを夢見る者などいない」
一方、昨年のGP2チャンピオン、ジョルジョ・パンターノは、GP2で所属したことのあるカンポスに関心があることをほのめかしている。