ザウバーのテクニカルディレクター、ジェイムズ・キーは、冬季テストの間にチームは終盤まで燃料を軽くした走行は行っておらず、テスト中に見せた速さは本物であると述べた。
ザウバーは2011年シーズンを前にしたテストでいいパフォーマンスを見せた。2010年にはシーズン前のテストで速さを発揮したものの開幕後には同様のパフォーマンスを見せられなかったことから、今年のテストでも燃料を少なくして走っていたのではないかとの推測も出たが、キーはそれを否定した。
「我々のテストのやり方はかなり正直だったと思う」とキー。
「燃料を少なくして走ったのはバルセロナでの最後の2日だけだった。その際にはマシンの状態についてまた少し理解を深めることができた」
しかしキーは、他のチームとの力関係は予想できないと述べている。
「かなり接近しているように思えるが、判断するのはかなり難しい。我々はあるエリアにおいて昨年のマシンから改善したいと思っていたが、そういった進歩を達成できて満足している」
さらにキーは、チームはシーズン序盤戦に大きなアップデートを予定していることを明かした。
「シーズンスタートに向けて2回目のバルセロナテストに大きなアップデートを持ち込んだが、これは思っていたとおりうまくいったようだ。よかったと思う」
「今重要なのは、努力し続け、できるだけ早くさらなるアップデートを成し遂げることだ。いくつか大きなアップデートを予定しており、第2戦にはいくつか新たなパーツを持ち込むつもりだ」