17日、スーパーGT300クラスの『GTA性能確認テスト』が富士スピードウェイで行われる予定だったが、雪のため全走行セッションが中止となった。

 このテストは今季の性能調整を決めるにあたり、JAF-GT勢とFIA-GT3勢を比較したデータ取りを目的としてGTアソシエイションが主催、エントラントに参加を呼び掛けて実現したもの。セッション前と後にマシン重量を測定することに加え、GTAが今季からGT300全マシンに搭載するAim製データロガーも準備するなど、マシンの性能を見極めるためのさまざまな施策が準備されていた。

 出場は、今回がシェイクダウンとなる#0 GSR&Studie with UKYO(BMW Z4 GT3)、#5チームマッハ(フェラーリ458 GT3)、#61 R&D SPORT(SUBARU BRZ)の3台に加え、先週に続いての走行となる#21 ヒトツヤマ・レーシング(アウディR8 LMS)、そして#2 Cars Tokai Dream 28(紫電)、#43 AUTOBACS RACING TEAM AGURI(ガライヤ)という6台。

 前日に搬入を行った5台に加え、この日は早朝からスバルBRZがサーキットに登場。朝の富士スピードウェイは晴れてはいたものの、パドックやピットロードには前日からの雪が残り、部分的に凍結している状況。加えて、濃い霧も立ち込めていた。

 10時〜11時で予定されていた1セッション目は、除雪作業のためいったん30分ディレイに。コース上は問題なかったが、午前中は日影となるピットロード上の除雪作業に時間がかかり、結局キャンセルとなった。

 その後、昼前から富士スピードウェイは雪に見舞われ、フォーミュラのスポーツ走行は行われたものの、正午すぎからさらに雪が強まり、回復の見込みがないことから、13時の時点で午後の2回のセッションのキャンセルが決定。GTAは今後代替日程を模索し、再度の実施を目指すという。

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