フェラーリが、F1の公式チーム名からメインスポンサーの“マールボロ”を外すことをついに決断した。
The F1 Timesが伝えるところによれば、フェラーリには今も反タバコグループからの抗議が寄せられており、近年のタバコ広告を取り巻く状況をふまえ、チームも不測の事態を回避する必要があることを認めたという。
今日のF1で唯一、タバコブランドをスポンサーに持つフェラーリは、2008年以降、マシンから有名な赤と白のタバコロゴを排し、それに代わるものとしてバーコード模様の絵柄を掲出してきた。
しかし昨年になって、このバーコード柄がタバコブランドを連想させるサブリミナル広告であるとの批判を受け、フェラーリはその疑惑を否定しながらも、これを取り外している。
古くは、1984年からフィリップモリスのブランド、マールボロのスポンサーシップを受けるフェラーリは、先月半ばに同社との契約を2015年末まで延長したばかりだ。
今回の決定により、これまで「スクーデリア・フェラーリ・マールボロ」と表記されてきたイタリアチームは、今後「スクーデリア・フェラーリ」と記されることになる。