ウイリアムズFW31とトヨタTF109に続き、ブラウンGPの新車BGP001のディフューザーについても疑問の声が上がっている。

 ケルンのエクスプレス紙は、BGP001はウイリアムズとトヨタのディフューザーに関する解釈をさらに推し進めたものであり、もはや“レギュレーションに合致していない”と報じている。ブラウンGPのマシンはバルセロナで初めてテストを行うといきなり好タイムをマークし、今週のヘレスでのテストまで常に速さを見せ付けている。

 この3チームのディフューザーは規定された最大高を超えているとの主張が他チームからなされているが、Forumula1.netによると、開幕戦までは正式な抗議は認められないとのことだ。

 先日ルノーF1のマネージングディレクター、フラビオ・ブリアトーレが、一部のチームがレギュレーションの不明瞭な部分を利用して不正なアドバンテージを得ていると主張したのに続き、フェラーリのチームプリンシパル、ステファノ・ドメニカリも、同様の主張を行った。
「我々は、FIAと共に、変更されたレギュレーションを文面どおりに適用している。(しかし)他のチームは異なるアプローチをとっている可能性がある。FIAはいかなる疑いも晴らさなければならない。彼らが早急に明白な形で行動してくれることを望もう」

 FIAはすでにウイリアムズとトヨタのデュフューザーはレギュレーションに抵触しているとの指摘を否定している。FIA会長マックス・モズレーは以下のように語っている。
「現在のところFIAは、ウイリアムズとトヨタは巧妙に規則の抜け穴を見つけ出したのだという見解を持っている。おそらく正しいことではないが、彼らは規則の表現を巧妙に利用した」
「それに対して誰かが抗議するかもしれない。その時スチュワードはまた別の見解を示す可能性もある。(しかし)我々の技術担当者の見解では、あれはオーケーだ。誰かが抗議するかどうか、様子を見よう」

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