2011年F1第14戦シンガポールGPの公式予選は、レッドブルのセバスチャン・ベッテルがQ3のトップタイムをマークし、今季11回目のポールポジションを獲得した。小林可夢偉は17番手だった。
シンガポールGPのトップ10グリッドを決するQ3には、レッドブル、マクラーレン、フェラーリ、メルセデス、フォース・インディアの各2台が揃って進出。Q1ではロータス・ルノーGPのビタリー・ペトロフが脱落し、ザウバーの可夢偉もQ2でクラッシュを喫し2戦連続の17番手に終わった。
Q3のセッションでは、スーパーソフトタイヤを装着したベッテルが最初のアタックで1分44秒381をマークすると、他のライバル勢は終盤のアタックでもベッテルのタイムを上回ることができず、そのままベッテルが4戦連続11度目、通算では26回目となるポールポジションを決めた。
2番手につけたのは、ラストアタックでマクラーレン勢を退けたマーク・ウエーバーで、レッドブルはイギリスGP以来となるフロントロウを独占。3番手には、1回アタックに留めたルイス・ハミルトンをジェンソン・バトンが上回って3番グリッドを手に入れた。
フェラーリ勢はフェルナンド・アロンソが5番手、フェリペ・マッサ6番手と奮わず。メルセデスはニコ・ロズベルグが7番手タイムをマークした。
一方、ミハエル・シューマッハーとフォース・インディアの2台はタイムアタックを行わず、シューマッハー、エイドリアン・スーティル、ポール・ディ・レスタの順でこのセッションを終えている。
ナイトレースのシンガポールGP決勝は、現地時間25日の午後8時(日本時間午後9時)にスタートが切られる。