ペター・ソルベルグが、WRC次戦イタリアにおいて、これまで使用してきたシトロエン・クサラからマシンを変更する可能性もあると語った。

 スバルのWRC撤退によって、今季ソルベルグは自身のチームを立ち上げ、2005年のクサラWRCで参戦、キプロスの3位など好結果を上げている。
 しかし、ソルベルグは、今後ワークスマシンと戦うためには、マシンをアップグレードする必要があると感じており、今のシトロエンのパフォーマンスを向上させるパーツが使用できない場合には、プジョー307にスイッチすることも考えるという。

「多少の助けが必要だ」とソルベルグはWRC.comにコメントしている。
「このマシンでは期待していた以上のステージタイムをマークし、表彰台も獲得できた。でも、今はこれ以上のものが欲しい。クサラに2006年のパーツがつけられれば気温の高いラリーではとても役に立つだろう」
「大きなラジエター、インタークーラー、エアインテイクがあれば、冷却面でもパワー面でも有利だ。ポルトガルでエンジンがある温度に達した時にパワーが落ち始めたのに気付いた。僕は表彰台争いがしたい。フォードとバトルがしたいんだ。もしマシンが今のままなら、それは不可能だし、そういうマシンには興味はない」
「プジョーはとても強力なエンジンを持っている。あのエンジンなら戦えるはずだ。その他の重量配分やダンパーは手が加えられて、今はいいマシンになっている。まだ何も決まっていないけれど、検討していくよ」

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