2015年、F3ヨーロッパ選手権でチャンピオンとなり、マカオグランプリも連覇したフェリックス・ロゼンクビストがベラルディ・オートレーシングからインディライツへ参戦する。
昨年F3ヨーロッパで13勝を挙げタイトルを獲得したロゼンクビストは、2016年シーズンはGP2参戦を目標に掲げていたが、並行して北米での活動も視野に入れ、昨年末にはフロリダ州パームビーチで行われたインディライツのテストにチーム・ペルフレイから参加していた。
ロゼンクビストはすでにベラルディの一員として、1月にフロリダ州ホームステッドで行われた2日間のテストに参加し、トップタイムを記録している。また、現地25日からアリゾナ州にあるフェニックス・インターナショナル・レースウェイで始まるテストでも走行する予定で、ここでオーバルデビューを果たす。
「ベラルディから、北米レースに参加できることに興奮している」とロゼンクビスト。
「(先月末の)テストは順調に進み、マシンの感触もすぐにつかむことができた。チームのオペレートも素晴らしかったよ。インディライツが行われるサーキットはバラエティに富んでいるから、レースをするのが待ち遠しい」
「北米でのレースは僕がこれまで戦ってきた欧州のものとは違う部分が多そうだけど、新たな挑戦を楽しみにしているよ」
今季のGP2参戦は資金不足により叶わなかったとみられるロゼンクビストだが、近日中に欧州での活動についても発表すると示唆した。ロゼンクビストはメルセデスの若手育成プログラムに所属しており、GT3プロジェクトに携わるものとみられている。
「オフシーズンの間、多くの人が僕の動向に興味を示してくれて驚いた。どれだけ多くの人に応援されていることか実感したよ」
「今年は、これまででもっとも忙しい1年になることは間違いないよ」