マノーのスポーティング・ディレクター、グレアム・ロードンは、今のドライバーラインナップに満足していると述べ、今後もロベルト・メリの起用に前向きな姿勢をみせた。
3月の開幕直前にようやく今シーズンの参戦を決めたマノー(・マルシャ)は、レギュラードライバーのウィル・スティーブンスのチームメイトにスペイン人ドライバーのメリを起用したが、彼のシートについてはフルシーズンの確約を与えていない。
メリは、チームと契約した際に、今後もシートを維持するにはスポンサーが必要になると認めていたが、第2戦のマレーシアGPでもマノーのマシンをドライブ。スティーブンスが燃料システムの問題で欠場を余儀なくされるなか、メリは15位完走を果たし、チームの期待に応えた。
チーム代表のロードンは、マノーのチーム状況が今後も変わりなければ、メリを起用しない理由は見当たらないと語っている。
「我々は2009年のユーロF3でロベルトを走らせた。彼には本当に感銘を受けたよ」とロードン。
「彼は素晴らしい働きをみせ、我々も常に注目し続けてきた」
「我々は新しい才能を発掘し、彼らを走らせてきた。ただ結局のところ、チームにとって正しいことはどんなことでもしなければならない」
「今、チームにとって正しいことはセットアップを進めることだ。ロベルトは(マレーシアで)最高の仕事をした」
メリは、マノーがより多くの資金をもたらすドライバーと契約を交わせば、シートを明け渡さなければならないが、今週末の中国GPでもドライブできるだろうと自信をみせている。