元F1ドライバーのマーティン・ブランドルが、息子であるアレックス・ブランドルとともに、グリーブス・モータースポーツのザイテック・ニッサンをドライブしてル・マン24時間に挑戦することになった。
かつてブラバムやベネトン、マクラーレンなどで活躍した元F1ドライバーのブランドルは、現在F1解説者としてBBCのコメンテーターなどで活躍中。一方で、F1時代のチームメイトであるマーク・ブランデルと組んで耐久レースなどにも参戦していた。
そんなブランドルは、来季のル・マン24時間にグリーブス・モータースポーツのザイテック・ニッサンをドライブし、息子のアレックスと組んでLMP2クラスに参戦するプランを明らかにした。1990年にジャガーを駆りル・マンを制した経験を持つブランドルは、1997年にニッサンR390 GT1を駆った経験ももつ。
「この話には本当に喜んでいるよ。息子と一緒に世界でも最も偉大なレースのひとつに参戦することができるんだからね! 息子アレックスにステアリングを引き継ぐことになるかと想像すると楽しみでしょうがないよ」とブランドル。
一方、父マーティンと組むことになったアレックス・ブランドルは、2010年はF2に参戦し、ランキング7位とイギリス人最高の成績を収めている。来季はシングルシーターとル・マンでの活動を両立させたい考えのようだ。
「父はル・マンでは勝利を得た経験もあり、ポールポジションも得ている。父と組んでレースを戦うことは、僕のトラックでの経験を一気に積み重ねてくれるはずだ。この貴重なチャンスをくれたグリーブス・モータースポーツとニッサンに感謝したい」とアレックス。
ここ最近では、親子でのル・マン挑戦はナイジェル・マンセルが息子グレッグ、レオと組んで実現させている。