ダイムラーが、メルセデスGPに対し、勝たなければサポートは続けられないと示唆する発言を行った。
ダイムラーAGとダイムラーの大株主のひとつである中東のアーバー・インベストメンツは昨年のチャンピオンチーム、ブラウンGPの株式を取得、メルセデスGPとしてメルセデスのワークスチームを誕生させた。メルセデスGPはミハエル・シューマッハーを復帰させ、ニコ・ロズベルグとのコンビでオールジャーマンチームとして、今季F1に挑む。
シーズン開幕を前に、ダイムラーAGのCEOディーター・ツェッチェはmanager-magazin.comに対し、勝つことがF1プロジェクト継続の条件であると述べた。さらにダイムラーの予算をF1以外に使う方が有効であるというはっきりした兆候が表れれば、新たな決断を下さなければならないだろうともコメントしている。
「アーバーは投資者として共に行動してくれた。つまり、リスクが配分されたので、F1チームで採算が取れる必要がある」とツェッチェ。
「我々は(ダイムラーの創始者)ゴットリーブ・ダイムラーからの教えを受け継いでいる。彼は『ベストにならなければ意味がない』という言葉を残している」