ヘレスF1合同テスト2日目の29日、ニコ・ロズベルグがメルセデスW05のテストを担当、順調に走行を重ね、ロングランも行った。
前日、ルイス・ハミルトンがフロントウイングのトラブルによってクラッシュしたため、パーツの到着を待ってこの日の走行をスタート、ロズベルグは午前中はインスタレーションラップを繰り返すのみでタイムは出さなかった。
しかし午後にはハードタイヤで24周を連続走行するなど、2回のロングランにも取り組み、ロズベルグは1分25秒588のタイムでこの日の4番手となった。
この日、レッドブルを含むルノー勢が合計で19周しかできなかったことに比べ、ひとりでこの日最多の97周を走行したことにロズベルグは非常に満足している。
「もちろん笑顔だよ。チームはすごくいい仕事をしてくれた」とロズベルグ。
「昨日はルイスがクラッシュし、あまりうまくいかなかったけれど、夜の間にチームが問題を解決してくれた。修理にあたってくれたイギリスのスタッフ全員に感謝している」
「素晴らしい一日を過ごした。ひたすら走って、たくさんの周回数を重ねた。それこそが今僕らがやるべきことなんだ」
「それによって順調に進歩し、信頼性のトラブルを解決し、あらゆることへの理解を深められる。だからすごくポジティブな一日だったよ」
「他の人たちと比較してどうなのかは分からない。うまくいったのは1日だけだからね。でも今日は目標に向かって順調に進めたと言える。たくさんの距離を走行することができた」
開幕戦メルボルンまでにたくさんのアップグレードがなされる予定であると、ロズベルグは語った。
「今のマシンは(メルボルン仕様とは)大きく異なっている」
「今後パフォーマンスがさらに改善するはずだ」
「今の目標は、走行距離を稼ぎ、信頼性のトラブルを解決し、シーズン序盤の数戦できちんと完走すると共に速さの改善を目指すことだ」
「今日はその目標に向けて順調な一日だったと言える」