フォース・インディアのビタントニオ・リウッツィが、現在のチームのことは気に入っており、2011年末までの契約があるが、究極の夢はマクラーレンでレースをすることだと明かした。
リウッツィはレッドブル、スクーデリア・トロロッソでレースに出場した後、フォース・インディアとテストドライバー契約を結んだ。2009年シーズン途中にレースドライバーのジャンカルロ・フィジケラがフェラーリに移籍したため、リウッツィはレースドライバーに昇格、そのまま今シーズンも同チームからF1に参戦している。
チームメイトのエイドリアン・スーティルに届かず、テストドライバーのポール・ディ・レスタとの交代のウワサも出たリウッツィだが、カナダでは5番グリッドを獲得、レースではスタート直後に接触により後退したものの、挽回して9位入賞を遂げる活躍を果たした。
「去年の時点で(マーク・ウエーバーが)タイトル争いをすると誰が予想した?」とリウッツィはイタリアのアウトスプリント誌のインタビューにおいて語り、自分にもやがてウエーバーのような時期が訪れるだろうとの期待を表した。
「フォース・インディアとはとてもいい感じでやっているし、2011年いっぱいの契約もある。でも僕の目標であり夢なのは、マクラーレンでレースをすることだ。あのチームのことが昔から大好きだから」
「フォース・インディアについては、今の予算を考えると、素晴らしい仕事をしていると思う。今後に期待できるよ。もっと巨額の予算で戦ってきたチームも低予算で活動することを学ばなければならない時代になってきているからね」