全日本F3選手権第3戦は12日、ツインリンクもてぎで14周の決勝レースが行われ、山内英輝(B-MAX・F312)が今季初勝利を飾った。
かなり陽が傾いた中で迎えた全日本F3選手権の第3戦。迎えたスタートでは、ポールポジションの平川亮(広島トヨペットF312)がやや遅れる一方、スタートを決めた2番手スタートの山内が先頭へ立つ。
山内にかわされた平川はなんとか後続を抑えて1コーナーに飛び込むが、オープニングラップはPETRONAS TOM'S勢の攻勢にさらされることに。平川、リチャード・ブラッドレー(PETRONAS TOM'S F312)、中山雄一(PETRONAS TOM'S F312)に加え野尻智紀(HFDP RACING F312)が競り合う一方、山内はリードを広げていく。
後続からのアタックをなんとか退けた平川は、少しずつ先頭の山内に食らいついていく。一方、ブラッドレーと中山も接近し、野尻、さらにNクラストップの平峰一貴(HFDP RACING F307)を交えて、序盤の上位陣は僅差での争いが続いていく。
中盤、先頭の山内と平川のギャップは開き、山内がレースをコントロールしていくことに。山内は最終ラップまで平川の前のポジションを守りきり、嬉しい今季初勝利を飾ることとなった。2位は平川、3位には中山を抑えきったブラッドレーが入っている。
Nクラスは、総合の上位陣に食らいつく走りをみせた平峰が勝利を飾り、全日本F3のNクラスで初優勝となった。2位は佐々木大樹(NDDP RACING)となった。