2011年F1第15戦日本GPの公式予選は、レッドブルのセバスチャン・ベッテルが鈴鹿で3年連続となるポールポジションを獲得した。ザウバーの小林可夢偉は6戦ぶりのQ3進出で10番手につけた。
決勝のトップ10グリッドを決める予選Q3には、レッドブル、マクラーレン、フェラーリ、ロータス・ルノーGPの各2台とメルセデスのミハエル・シューマッハー、ザウバーの可夢偉という10台が進出。可夢偉はQ1でトップ、さらにQ2も10番手につける活躍を見せた。
一方、メルセデスのニコ・ロズベルグはQ1でマシントラブルに見舞われ、一度もタイムを記録することなく予選を終了。可夢偉のチームメイト、セルジオ・ペレス(ザウバー)もQ2で同様にトラブルに見舞われた。
注目のポールポジションを決するQ3では、3番手からラストアタックに挑んだベッテルが渾身のアタックで1分30秒466というタイムをマーク。その直後にジェンソン・バトン(マクラーレン)がチェッカーを受けたが、ベッテルにはわずか1000分の9秒届かず。また、バトンのチームメイト、ルイス・ハミルトンも最後のチェッカーフラッグに3秒間に合わなかったため、ラストアタックのチャンスを逸して3番手に沈んだ。
4番手にはエースのフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)を上回ったフェリペ・マッサ(フェラーリ)がつけ、以下アロンソ、マーク・ウエーバー(レッドブル)の順に。シューマッハーと可夢偉、ロータス・ルノーGPの2台はコースインこそしたものの、タイム計測は行わず。その結果、7番手以下はシューマッハー、ブルーノ・セナ(ロータス・ルノーGP)、ビタリー・ペトロフ(ロータス・ルノーGP)と続き、可夢偉は明日の決勝を5列目10番手からスタートすることになった。