4日、BMWザウバーからF1に参戦し大活躍中の小林可夢偉が帰国、まずは国土交通省を訪れ、前原誠司国土交通大臣を表敬訪問した。可夢偉は和やかなムードの中、前原大臣から「どんどん勝ってもらって、“世界のコバヤシ”と言われるようになって欲しい」と激励を受けた。
ハンガリーGPを9位でフィニッシュ、ポイント獲得を果たしたレースを終えたばかりの小林可夢偉は、1カ月の夏休みを過ごすため帰国の途に。飛行機の遅延などもあり、結局日本に着いたのが今日(8月4日)の朝。とは言え可夢偉は休む間もなく、様々なイベントに勢力的に出席。忙しいスケジュールが始まった。
この日の可夢偉は、昼から複数のメディアの取材を受けた後、夕方には国土交通省を訪れ、前原誠司国土交通大臣を表敬訪問した。
F1界でも注目を浴びる期待のルーキーの訪問に前原大臣は「あまり詳しくはないですが、ミハエル・シューマッハーが復帰したとか、そういうことは知っていますよ。これからは小林さんにどんどん勝ってもらって、“世界のコバヤシ”と言われるようになって欲しいです。そして、また日本の自動車メーカーがバックアップするようになって欲しい。いや、小林さんにプレッシャーをかけているわけじゃないですよ(笑)」と激励。
そんな前原大臣の激励に、「いやぁ、プレッシャーはいつもかかってますから」と可夢偉。さらに、可夢偉が「鈴鹿の日本ぐらんぷりには、ぜひ来てください」と求めると、前原大臣は「私が(日本グランプリの時に)まだ国土交通大臣をやっていれば、もちろん行きますよ(笑)」という、ちょっと笑いにくい内容ではあるものの、冗談で場を和ませた。
最後に可夢偉は、前原大臣に可夢偉がレースで使用したヘルメットをサプライズでプレゼント。前原大臣が被ってみようとしたものの、残念ながらサイズが違ったようだ。
今後も可夢偉は様々なイベントに登場予定。F1界は夏休みとはいえ、可夢偉には休む暇などほとんどなさそうだ。