小林可夢偉は、モナコGPはザウバーにとって今季ここまでで最も苦手なコースではあるが、5戦連続入賞を果たせると自信を見せている。この2戦は問題が発生し、ザウバーの真のポテンシャルを発揮できなかったと可夢偉は言う。
可夢偉は今季ここまでの5戦ですべてトップ10以上でフィニッシュしているが、開幕戦オーストラリアではマシンの違反により失格になった。
ザウバーC30は低速コーナーで苦戦しているものの、チームはこの分野の改善に努めたと可夢偉は言う。
モナコは今季ここまでの中ではザウバーにとって最も苦手なコースかと聞かれ、可夢偉は「そう思う」と答えた。
「でも問題はないはずだ。去年と比べると、バルセロナでの(低速の)最終セクターで僕らはずっといいパフォーマンスを見せた。つまり低速コーナーでよくなっているんだ」
「去年はギヤボックストラブルでリタイアしなければならなかった。でもそれがなければ入賞できただろう。だから自信はある」
可夢偉はここ2戦は不運によりザウバーの真のポテンシャルを発揮できなかったと述べた。先週末のスペインでは1周目にパンクして最後尾に落ち、そこから追い上げて10位に入った。その前のトルコではトラブルのために予選でアタックできず、最後尾からのスタートになったものの10位でフィニッシュしている。
可夢偉は、最後尾からの追い上げという展開にならなければ、「びっくりするような」結果が出せただろうと述べている。
「計算してみると、すごくいい結果になる」
「オーストラリアはついてなかったけれど、そこからずっと僕は常にポイント圏内にいる。だから今シーズンのここまでの戦いにはとても満足している」
「スペインとトルコでは不運に見舞われた。それでもポイントが獲れた。僕らの競争力は高いんだ」