琢磨にって初のオーバルレースとなる今回のカンザス。ところが、当初プラクティスは2回のはずだったものが雨天により1回にスケジュール変更。合計2時間とられていたプラクティスの走行時間は1時間45分に減ってしまった……。
 予選はプラクティス終了から1時間後に強行されることに。

第5戦カンザス プラクティス
結果:21位

「オーバルは面白いですよ。面白いけど、どきどきする。ひとりで走るのは結構簡単でも、トラフィックに入るとぜんぜん違う。すごく勉強になりました。予選はどんなものになるのか、4周の予選というのを味わってみます」

Q:ルーキーテストで1日走って、今日はオーバル走行が2日目ですが、レースウィークエンドのプラクティスは順調に進んできてますか?
琢磨:ハッキリ言って、トラフィックの中で走ったのは今日が初めてなんですよ。水曜日に走ったルーキー・オリエンテーション(ルーキー・テスト)では、とにかくバンク、オーバルの走行が初めてだった。だからなんて言ったらいいんだろう、クルマがどういう特性なのか、バンクを走るのっていうのはどういう感じなのかっていうのを体で覚えることがテーマでした。今日の場合は、とにかくレースにだけ焦点を合わせてクルマ作りをしています。トラフィックに実際入って、パックの中でいっしょに走って、その乱気流の中で自分のクルマがいったいどういう動きをするのかっていうのを、今勉強したばっかりですね。

Q:オーバルならではのトラフィックの印象は?
琢磨:いやぁ、難しい、やっぱり。ひとりで走るのは結構簡単。特にこのオーバルは、クォリファイ・シミューレションなんかやったら完全にフラットで回れるんで。だけど、トラフィックというか他のクルマと一緒に走ると、やっぱり全然違う。それも、1台と一緒なのと、3台も4台もが一緒なのとでも本当に違って来る。空気の流れが変わるんでね。だから今のこのプラクティスは凄い勉強になった。面白いですよ。でも、面白いけど、ちょっとドキドキしますね。

Q:クルマの仕上がり具合は、自分では満足していますか?
琢磨:うーん、それはレファレンスっていうか、自分に比べるものがないので、まったくなんとも言えないけど、エンジニアを信じて順調にステップを踏んで来てるってことなので、チーム自体は今、良い状況だと思います。

Q:予選にはどう臨むのでしょう?
琢磨:多分、予選はいちばんこの週末の中で簡単なものになると思うので、そういうふうにチームからも聞いてるし、実際チームも予選の状態のクルマで、僕に思いっきり行かせたくない……みたいなね、だから、それはもう徐々に来るので、とりあえずレースの中で、タービュランスの中で走れるクルマ作りをして、そこからちょっとだけクォリファイトリムでね、クルマをちょっとだけ速くしてあげてね、予選に挑むって感じなんで、まぁ、とりあえずどんなもんか? その4周の予選てのを味わってみます。

本日のレースクイーン

七星じゅりあななほしじゅりあ
2025年 / オートサロン
尾林ファクトリー/東京オートサロン2025
  • auto sport ch by autosport web

    RA272とMP4/5の生音はマニア垂涎。ホンダF1オートサロン特別イベントの舞台裏に完全密着

    RA272とMP4/5の生音はマニア垂涎。ホンダF1オートサロン特別イベントの舞台裏に完全密着

    もっと見る
  • auto sport

    auto sport 2025年4月号 No.1606

    [検証]F1史上最大の番狂わせ
    ハミルトン×フェラーリ
    成功の確率

    詳細を見る