フェルナンド・アロンソは、フェラーリが今の調子で力を発揮していければ、タイトル争いに加わることができるとの自信を示した。
フェラーリは今シーズン苦戦してきたが、アロンソはトルコGPで3位を獲得、彼自身とチームにとって今季初の表彰台に上った。4戦の間にポイントリーダーのセバスチャン・ベッテルは3勝を挙げ、彼との差は52点に広がっているが、アロンソはまだタイトルの可能性はあると断言した。
「ごぞんじのとおり、僕は数字遊びが好きなので、自宅、マラネロ、トルコの間を移動する間に、今年と去年の最初の4戦終了時点での自分の成績を比べてみた」とアロンソは、フェラーリ公式サイトの自身のブログにおいて記している。
「その結果、2010年より今年の方が獲得点数は8点少ないことが分かった(2010年49点、2011年41点)。でも同じ4戦(オーストラリア、マレーシア、中国、トルコ)で比べてみると、今年の方が13ポイント多く獲っている(2010年28点、2011年41点)」
「ドライバーズ選手権におけるポイントリーダーとのギャップは2010年(第4戦)中国終了時(11点)より今年の方がずっと広がってしまっているのは確かだ(52点)。でも(去年の)シルバーストンの後、僕らは残り8戦の時点で47ポイントの差をつけられていた。今はまだ15戦残されている」
「つまり、同じ物事でもふたつの異なる見方、あるいは全く正反対の見方ができることが分かる。重要なのはリザルトだ。僕らは表彰台に乗る力を発揮し始めた。この力を毎戦発揮する必要がある。それができればまたタイトル争いに加わることができるはずだよ」
アロンソは、トルコの表彰台はチームの士気をさらに高めるリザルトではあるが、3位に満足しているわけにはいかないと述べた。
「3位はチームの士気にとっても重要な意味を持つリザルトだった。今シーズンのスタートの仕方は期待に届かないものであり、僕らは皆失望していた。しかし毎日努力を積み重ねてきて、それが報われるのが見られることがどれだけ素晴らしいことか、僕らは知っている」
「とはいえ3位で満足するわけにはいかない。最も重要なのは、僕らは予選でのパフォーマンスを大幅に向上させなければならないということだ。常に3列目やそれより下からスタートしていたら表彰台を争うのは難しい」
「今たくさんのプランが進行中だ。早ければ来週のバルセロナでニューパーツを導入し、それによって予選でも大きな前進を成し遂げることができることを期待している」