かつてF1に参戦したオニクス・グランプリが、2014年からWTCC世界ツーリングカー選手権に参戦することを表明した。
今回アナウンスされたオニクスのWTCCプログラムは、オニクス・グランプリの創設者であるマイク・アール率いるオニクス・レース・エンジニアリングと、自動車および航空宇宙産業の世界的サプライチェーンであるアーリントン・インダストリーズ・グループによるジョイントプログラムで、チームは5年におよぶ参戦計画をスタートさせるという。
彼らは、2014年のレギュレーションに沿った新型マシンとドライバーラインナップをまもなく明らかにするとしているが、すでに9ヶ月以上も前から2014年のプロジェクトに取り組んでいたと語っている。
「アーリントン・インダストリーズ・グループとの提携はエキサイティングだ」とオニクスCEOのマイク・アールは語っている。
「我々のコアビジネスが今後5年にわたって目標を達成していく中で多くの相乗効果を生み出すものと考えている」
オニクスは、1987年の国際F3000でステファノ・モデナを擁してチャンピオンを獲得すると 、89年にF1にステップアップ(〜90年)し、その年の第13戦ポルトガルGP(エストリル)でステファン・ヨハンソンが3位表彰台を獲得した。
チームは翌90年のシーズン途中であえなく撤退することとなったが、CEOのアールは99年にアリーナ・モータースポーツを結成し、BTCCイギリス・ツーリングカー選手権などに参戦。2012年にはチーム・エーオンとしてフォード・フォーカスでWTCCにも挑戦している。