HRTは、生き残りのために中国人ドライバー、マ・キンファから資金を受け取って彼をF1デビューさせることを考えていると報じられている。
今週、HRTを所有する投資会社テサン・キャピタルは、現在チームを売りに出していることを明らかにした。現在いくつかの企業と交渉しており、数週間のうちに新オーナーを発表することを期待しているという。
スペインのASの報道としてmotorsport.comが伝えたところによると、現在HRTは従業員32人を解雇しようとしており、12月上旬までに新オーナーが見つからなければ閉鎖される見込みであるということだ。テサンは4,000万ユーロでの売却を望んでいるという。
チーム内には動揺が広がっており、ペドロ・デ・ラ・ロサとナレイン・カーティケヤンの乗るマシンの安全性が確保されているかどうか、エンジニアが心配するほどだと、ASは報じている。
HRTは当初は今季F1から撤退することを考えていたが、今はコンコルド協定に従って活動を継続することを目指しているという。
HRTは中国出身の育成ドライバー、マ・キンファの資金持ち込みに期待をかけているとの報道もある。チーフエグゼクティブのサウル・ルイス・デ・マルコスは、中国のモータースポーツ連盟に手紙を書き、3,000万ユーロを持ち込めれば2013年にマ・キンファを2013年にF1デビューさせると連絡したといわれている。