今季はスーパーGT300クラスでGREEN TEC & LEON SLSをドライブしている黒澤治樹が、今年のル・マン24時間耐久レースにJOTA Sportから参戦することになった。
往年の名ドライバー、黒澤元治の息子である治樹は2004年からル・マン24時間に挑戦。当時のGTクラスでは表彰台も獲得したほか、LMP1クラスでも多くの実績を重ねている。そんな治樹は今季GT300クラスに、主婦と生活社の雑誌『LEON』をパートナーとするGREEN TEC & LEON SLSで参戦しているが、今回、ル・マンにも主婦と生活社の支援の下参戦することになる。
治樹がドライブするのは、JOTA SportがLMP2クラスで走らせるザイテックZ11SN・ニッサン。チームはこれまでGTEクラスでアストンマーチンを走らせてきたが、今季はLMP2に参戦。ザイテック・ニッサンのパッケージは昨年のル・マンでもクラス優勝を飾った組み合わせだ。
「4年ぶりの参戦となりますが、スポンサー様のご支援、経験の深いチーム、信頼性の高いマシンに恵まれ、これまでの経験を発揮する大きなチャンスを獲得することができました」と治樹は抱負を語っている。
「このような素晴らしい機会を与えてくださった関係者の方々をはじめ、ファンの方々に興奮と感動を味わっていただけるレースをしていきます」
今年のル・マン24時間にはトヨタから中嶋一貴と石浦宏明、ペスカローロ/童夢からは荒聖治も参戦。LMP2では井原慶子の参戦が確実となっているなど、ひさびさに多くの日本人ドライバーが挑戦することになりそうだ。