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 ラリーの中心となるサービスパークが置かれるのはドイツ南東部の都市パッサウ。25日(水)のシェイクダウンはパッサウ近郊のティットリンクで行われる予定だ。競技がスタートするのは26日(木)からで、この日はチェコの首都プラハで昼過ぎからセレモニアルスタートが行われる。その後プラハ郊外の競馬場ヴェルカー・チュクレでSS1としてスーパーSSが実施された、さらに夕方にはSS2としてクラトヴィー周辺のサーキットでもう1本のスーパーSSが予定されている。

 27日(金)のデイ2はすべてのステージがチェコ国内で行われ、プラチャティツェに設定されるタイヤフィッティングゾーンを挟んで3本のステージを2回ずつ走行する。この6本のステージの合計距離は121.8kmとなっており、デイ2が今回のラリーでは最長の一日に。28日(土)のデイ3はサービスパークを中心に午前中はオーストリアで2本、ドイツで1本のステージが行われる。その後ミッドデイサービスを挟み、午後に行われるのは午前のステージ3本の再走ステージだ。

 最終日となる29日(日)のデイ4はサービスパークを起点にドイツで1本、オーストリアで1本のステージが行われ、ミッドデイサービスを挟まずにその2本を再走。4本のステージを走行後、サービスパークが置かれるパッサウでの表彰式でフィナーレを迎えることとなる。3カ国にまたがる4日間のラリーは計18本、距離にして310.01kmのSSで争われ、リエゾン(移動区間)を含めた走行距離は都合1690.70kmとなる。

 TGR-WRTを率いるヤリ-マティ・ラトバラは、初開催となるCERを前に次のようにコメントしている。

「最後の2戦を前にマニュファクチャラーズタイトルを獲得できたのは素晴らしいことだし、これからはカッレ(・ロバンペラ)とエルフィン(・エバンス)によるドライバーズタイトル争いに焦点が当たることになる。彼らが自由かつフェアな戦いを展開し、ベストなドライバーが勝利を獲得できるように、我々はふたりを全面的にサポートするつもりだ」

「今回はセバスチャン(・オジエ)がラインアップに復帰するが、彼の勝利への情熱はこれまでと変わらず大きいだろうし、タカ(勝田貴元)はチャンピオンシップのために走るというプレッシャーから解放されたので、さらなる表彰台獲得を目指してこれからの2戦を戦ってくれることを期待している」

「CERは誰にとっても初めてのラリーだし、この時期の道はウエット路面だったり、ぬかるんでいたり、落ち葉が多かったりと非常に厳しくなることが予想される。ドライバーにとっては簡単なことではないが、我々のクルマはこれまでそのようなコンディションでも非常に強かった。彼らが攻めの走りをできるように勇気づけたいと思う」

ドライバーズランキングをリードするカッレ・ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2023年WRC第11戦チリ
ドライバーズランキングをリードするカッレ・ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2023年WRC第11戦チリ

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