そのFIAとWorldRXを運営するラリークロス・プロモーターGmbHは、火災直後に原因の調査を開始したが、火災が始まって以来、いまだ重大な最新情報は得られていない。
「本日、スペシャル・ワン・レーシングはFIAやクライゼル・エレクトリック社から公式な分析レポートや結果が提供されていないことを遺憾に思う」とリリースは続ける。
「今日まで、チームが3カ月前に経験した火災の責任を負おうとする人物は誰もいないようだ。この『敬意の欠如』は、チームやそのパートナーが前進することを妨げる」
その上で、チームはシリーズから提供される2台の『ZEROID X1』を使用し、香港での最終戦に出場するよう招待されたが、事件への対応の結果としてこれを「辞退する」と発表した。
「これに関連し、当然の帰結として11月11日と12日にRX2e用車両で香港のイベントに参加を要請するというプロモーター側の招待には断りを入れたことも記しておく」
それでも現在、チームはカムバックへの門戸を開き、火災に対するチャンピオンシップ側の次のステップが判然とすれば、ふたたびシリーズに復帰する可能性があることを示唆した。
「2024年シーズンが近づくなか、我々スペシャル・ワン・レーシングは過去の出来事の原因に関する答えを得ることを切望しており、チームが来季さらに優れた『ランチア・デルタEvo-e RX』でチャンピオンシップを再開できるようにするための保証を求めている」

