プロドライブ・ラリー・レイド・チームマネジャーのアラン・マクギネスは、「今回の勝利は、サッサー(・アル-アティヤ)とマシュー(・ボーメル)、そしてプロドライブにとって、1月のダカールへの大攻勢の前に素晴らしい高揚感をもたらした」と付け加えた。
「ここの(ドバイの砂丘)ステージは、サウジアラビアで見られるものを非常によく表しているためだ」
「マシンの中では、シートポジションやサスペンションのセットアップ、そして私たちとチームがそれぞれ持っている役割を知ることなど、ナッサーが快適にハンドルを握れるようにすることが重要だった」
「イギリスからモロッコ、ポルトガル、ドバイへとマシンを運ぶのは、ロジスティクス的にチーム全員の大きな努力だったが、我々は協力してすべてを達成した。そのマシンは11月末にサウジアラビアに向けて出発する準備を整えるため、今週中にバンベリー(のプロドライブHQ)に戻る予定だ」
既報のとおり、プロドライブは2024年のダカールラリーに計7台のハンターT1+を並べる。
この中にはアル-アティヤ組(ナッサー・レーシング)はもちろん、前年2位のセバスチャン・ローブ/ファビアン・ルルキン組(バーレーン・レイド・エクストリーム)が含まれ、この他にプロドライブの“オフィシャル・ラリー・レイド・パートナー”であるブラジル籍のXラリー・チームから2台が出場。中国のユンシャンは3台体制での参戦予定だ。これらのマシンは11月29日にイギリスのプロドライブ本社を出発し、サウジアラビア行きの船に載せられることになっている。

